旅先にて

毎年クリスマスが近づくと思い出すことがあります。ここのHPの管理人、Hは、外国の障害福祉事情が知りたくて、年末も押し迫る12月、一人ロンドンへ旅立ったのでした。右も左も分からないまま片言の英語を頼りに伺った管理人のH。当然、欧米は、クリスマス休暇の真っ最中。どの福祉施設もお休みです。「遙か遠くの日本からわざわざ来ているのだから」とホームステイ先のトニーさんがウイントン・ウイッシュという慈善団体のディレクターに声を掛けて下さったのです。この慈善団体は、親の虐待で心身ともに傷を負った子供たちのためのメンタルセラピーを行っています。(皆さんもご存知のように、イギリスは国の国家予算にこのような慈善事業を行っている団体への予算がしっかり組み込まれており、かつ、民間からの寄付金もあるため、資金不足で運営が困難になるようなことはありません。)虐待は、親やその子どもの発達障害との関連性も指摘されています。生まれつき育てづらい子どもが、やはり発達に障害を持つ親によって虐待されるという問題。わが日本でもそのような事実があるとすれば、今、私たちは何をしなくてはならないのでしょうか?

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